現在長女8歳、長男5歳、次男2歳の子育てをしている、はなです。
これから出産を控えている方や、これから妊娠を考えている方など、出産ってどんな感じ?と思っている方へ、具体例として私の1人目出産の様子をご紹介します。
出産兆候なく入院決定
予定日を1週間過ぎた健診で、3日後に入院することが決まりました。
妊娠7カ月頃に、切迫早産で10日間入院したので、正期産(妊娠37週~41週6日)より早く産まれてくるんじゃないか?とドキドキしながら過ごしていたのに、まさか予定日をこんなに過ぎるとは思っていませんでした。
入院日の早朝2時。少しお腹に痛みを感じてトイレに行くと、鮮血が出ていました。
切迫早産の記憶がよぎりました
一瞬、また赤ちゃんに危険が!と思いましが、もしやおしるし?と思い、産院に連絡しました。
「今日入院予定でしたよね。すぐ来てください。」
入院が決まっていたので、スムーズにやり取りができました。
旦那さんも休みを取ってくれており、2人で産院に向かえました。
出産の時は、陣痛やら、破水やらで一人で向かうだろうな。と考えていたので、タイミングのいい赤ちゃんに感謝でした。
産院に着くと、早朝にもかかわらず、看護婦さんが笑顔で迎えてくれて安心しました。
陣痛開始‼
診察すると、子宮口が3cmまで開いていました。
診察の後くらいから、生理痛のような痛みの陣痛が、定期的に来るようになりました。
陣痛は15分間隔で、まだまだかかるだろうと言われました。
軽い生理痛のような痛みだったので、朝ごはんも普通に食べられました。
普通分娩の予定だったので、特に特別な処置もなく、
「陣痛ってこんなもんか、案外余裕だな。私って痛みに強いのかも。」
こんな事を思いながら過ごしていました。
おしるしから6時間経った頃、陣痛が5分間隔になってきて、痛みも少し強くなってきました。
この時の陣痛は、きゅーと子宮が収縮する痛みと、生理痛が混ざったような痛みで、お腹がカチカチに硬くなりましたが、まだ我慢できる程の痛みでした。
痛みの感じとしては、重い生理の2日目くらいの痛さでした。
赤ちゃんが降りてきているせいか、お尻の奥から肛門出口へ、押されている感覚がでてきました。
強まる陣痛
おしるしから7時間後、痛みは我慢できなくなるくらいになってきました。
陣痛の間隔は5分以内。でも子宮口はまだ7cm。痛みは強いのになかなか開きませんでした。
子宮口の大きさを調べる時の診察が、毎回とても痛かったです。
そしてこの頃に一度嘔吐しました。助産師さん曰く、子宮口が開いてくると、吐き気が出てきて嘔吐する人もいる。との事でした。
出産についてネットで色々調べてはいましたが、こんな事があるのは知らなかったので、驚きでした。
痛みが強くなってくると、腰に痛みが出てくるようになりました。
陣痛の波が来るたびに助産師さんが腰をさすってくれたり、声をかけてくれたりしてくれました。
なんと心強いんだ、この人たちが居なかったらどうなっていたんだろう。と、痛みに耐えながら、感謝でいっぱいでした。
この助産師さん達がいなかったら耐えられていただろうか…涙
いきみ逃がし
陣痛の痛みが強くなってくると、お腹に力を入れたくなるようになりました。
しかし、子宮口が全開になる前にいきむと、産道裂傷を起こしたり、赤ちゃんが苦しくなってしまうそうなので、力を入れないように必死に耐えました。
陣痛の波が来たら、腹圧をかけないように意識して、鼻から吸って口からふーっと息を出すよう言われました。
このいきみ逃がしが大変でしたが、
赤ちゃんが苦しい思いをしないようにしないと‼
という思いで耐えました。
分娩室に移動する前の、余裕をかます私はもういません。
子宮口ぐりぐりぐりー‼から全開
最初の陣痛から7時間半経った頃の診察で、子宮口は8cm。
さっきより痛みが増して、陣痛の間隔は3分以内。
「なかなか開いてこないから、開いてみるね~」
ぐりぐりぐりー‼
「ぎえー‼」(心の叫び)
子宮口を開く為にぐりぐりされたのですが、これが激痛でした。
でもその後の陣痛は、今までと比べ物にならないくらいの痛みで、思わずいきみたくなる感覚があり、一気にお産が進みました。
ぐりぐりから10分後には
「全開!いきんでいいよ!」
やっと全開になり、いきめる段階になりました。
この時の陣痛の間隔は1分以内でした。
いよいよ出産
ここで旦那さん登場。
立ち合いを希望していたのですが、なかなかお産が進まないので、途中で分娩室のその外で待つように言われていました。
2~3回いきみ始めてからの旦那さん入場だったので、
顔が真っ赤で、汗だくな私を見て
「おお、すごい。大丈夫…?」こんな反応でした笑。
この時の陣痛の間隔は10秒~20秒で、痛みは
今までで1番重い生理痛の100倍以上で、意識飛ぶ寸前くらい‼
こんな表現でしょうか。
これからお産を控えている方、脅すようでごめんなさい。
でも、いきむ前のいきみ逃がしに比べたら、いきんでしまった方が痛みは少ないので、いきめるようになったらあとは全力で産むだけ‼
旦那さんの手をがっちり握り、力を込めました。
長女誕生‼
最初のおしるしから12時間後、元気な女の子が産まれました。
元気に泣きながら私の胸にやってきた天使は、とてもあったかかったです。
感動でうまく言葉が出ず、旦那さんが回していたビデオを後で見返してみると、
わー、わー、しか言っていませんでした笑
出産後のクールダウンでは、感動に浸ったのち、やっと痛みがない世界へ来られた。
という解放感から、抜け殻のようにぼーっとして、ただただ脱力していました。
「お疲れ様、頑張ったね!」
旦那さんのねぎらいの言葉にも、うなずくだけ笑
やっと話す気になった私が、
「いきむ時に握った手、痛くなかった?」と聞くと
「あのまま握りつぶされるかと思った!あんな力強かったんだね!」
と興奮気味に言われました笑
まとめ
出産は命がけ。なんてよく聞きますが、
本当にそうだな。そう思いました。
陣痛はとんでもなく痛いですが、
産まれてしまえば痛みから解放される‼
10カ月以上1度も会えなかった赤ちゃんに会える‼
この思いを胸に、これから出産を迎える方は、頑張ってほしいなと思います。