ベビー用品には、短い期間しか使わないのに、高額で場所をとるものがあります。
こういったものはレンタルを利用すれば、お得になるだけではなく、保管場所や処分に困ることもありません。
しかし、ベビー用品をすべてレンタルにしてしまうと、買うよりも費用がかかってしまう物もあるので、レンタルで良いもの・買った方が良いものをご紹介します。
賢くレンタルを利用して、これからかかる費用に備えましょう。
~こんな方におすすめ~
- これからベビー用品を準備する方
- どんなものをレンタルすれば良いのかわからない方
レンタルでお得になるもの
レンタルでお得になるものを、使用期間の目安とレンタル料金・購入金額の目安と一緒にご紹介します。
ベビーベット
「ベビーベットって必要かな?」
そう思っている方もいると思います。
たしかに絶対に必要なものではありませんが、以下のメリットがあります。
- 床のほこりやペットの毛から赤ちゃんを守れる
- おむつ替えが立ったままできる
- 上の子が赤ちゃんにイタズラするのを防げる
育児スタイルや、家族構成によっても変わってくると思うので、必要かどうか検討してみましょう。
レンタルした場合、購入した場合の、使用期間6カ月~1年半の料金を比較すると
レンタル | 購入 | |
6カ月 | 約9,100円~約41,000円 | 20,000円~50,000円以上 |
1年 | 約12,800円~約66,200円 | 20,000円~50,000円以上 |
1年半 | 約21,100円~約107,200円 | 20,000円~50,000円以上 |
1年半以内なら、購入するよりもレンタルの方がお得に利用できます。
1年半以上使うようなら購入を検討しても良いかもしれません。
ベビーベットの選び方
~サイズで選ぶ~
一般的に多く販売されているサイズは、「標準サイズ」と「ミニサイズ」です。
ベビーベットに敷く布団のサイズも、一般的にはこのサイズが多くあります。
・標準サイズ
大きさは120㎝×70㎝で、使用目安は新生児~2歳頃までとなります。
長く使いたい方はこのサイズが良いと思います。
・ミニサイズ
大きさは90㎝×60㎝で、使用目安は新生児~9カ月頃までとなります。
コンパクトで標準サイズより場所を取らないので、短期間での使用を考えている方や、標準サイズだと大きすぎて部屋に置けない。という方におすすめのサイズです。
~高さで選ぶ~
選び方として、高さも重要なポイントになります。
・ハイタイプ
床から70㎝位の高さがあるベビーベットです。
おむつ替えや、着替えなどのお世話が立ったまま出来るので、腰が疲れず便利です。
・ロータイプ
床から45㎝位の高さがあるベビーベットです。
おむつ替えなどのお世話は、立ちひざで行います。
こちらは大人用ベットの高さと同じくらいなので、ベットの横に置けば添い寝スタイルで使用できます。
目線の高さが同じなので、赤ちゃんの様子をすぐに確認できたり、授乳回数が多い・夜泣きが多い赤ちゃんのお世話をするママ、パパの負担が軽くなります。
ベビースケール
ベビースケールは赤ちゃんの体重計です。
母乳育児、混合での育児を予定している人は、これがあると便利だと思います。
授乳する前、後で体重を計ると、赤ちゃんがどのくらい母乳を飲めているかの目安になる為です。
初産の場合安定した量の母乳が出るまで、多くの方は約1カ月~3カ月ほどかかる為、最初の頃は赤ちゃんがきちんと母乳を飲めているのか不安になります。
ベビースケールで、どのくらい母乳を飲めているのか把握できることで、不安がなくなり、どのくらいミルクを足せばいいのかの目安にもなります。
私が初産の時、安定した量の母乳が出たのは約1カ月半でした。
レンタルした場合、購入した場合の、使用期間1カ月~3か月の料金を比較すると
レンタル | 購入 | |
1カ月 | 3,900円~33,400円程 | 約10,000円~95,000円 |
2カ月 | 4,000円~37,700円程 | 約10,000円~95,000円 |
3か月 | 4,200円~46,300円程 | 約10,000円~95,000円 |
精度によって価格が違うので、かなり料金に差がでてきます。
ベビースケールの選び方
メーカーや商品によって、表示される単位が1g単位、2g単位、5g単位、10g単位、50g単位などバラバラです。授乳量の計測のために使いたい方は、1gや2g単位で計れる高精度なものがおすすめです。
高精度のものになると料金も高くなり、
購入すると7万円~9万円以上と高額です。
電動ハイローチェア
パパやママが離れても電動で動かし続けてくれるので、お皿洗いや、洗濯を干すなどの家事をすることができます。
また、電動ハイローチェアが赤ちゃんを眠りにさそってくれるので、産後まもない方、夜間授乳でヘトヘトな方などは、からだを休めることができます。
レンタルした場合、購入した場合の料金を比較すると
レンタル | 購入 | |
3か月 | 約9,100円~約29,600円 | 約30,000円~約60,000円 |
6カ月 | 約12,800円~約39,600円 | 約30,000円~約60,000円 |
6カ月間の使用なら、購入するよりレンタルの方がお得に利用できます。
電動ハイローチェアの選び方
ハイローチェアは手動・電動、どちらにしても、日よけフードが付いたものがおすすめです。
ハイローチェアに寝かせた赤ちゃんの目線は、照明を向いているため、せっかくスイング機能で眠りに誘っても、明るくてなかなか寝付けないことがあります。
フード付きであれば、照明の位置を気にせず、設置場所したい場所に置くことができます。
A型ベビーカー
A型ベビーカーは生後1カ月頃~3歳頃まで使用可能なものもあります。
A型ベビーカーはB型に比べて重いだけでなく幅もとります。
ベビーカーでお出かけのとき、赤ちゃんが泣いて抱っこしなくてはならない場合、A型ベビーカーを持ち運ぶのはとても大変です。
さらに、A型ベビーカーには背もたれがあまり高くならないものもあり、赤ちゃんがお座りできるようになると、背もたれが低いのが嫌でなかなか乗りたがらない赤ちゃんも出てきます。
このため赤ちゃんが成長して、少しずつおでかけすることが増えてくると、コンパクトで軽いB型ベビーカーに切り替えるママが多いようです。
おすわりがまだの赤ちゃんや、嫌がらない赤ちゃんの場合は、1歳を過ぎて使用しても良いと思います。
A型ベビーカーレンタル | A型ベビーカー購入 | |
6カ月 | 約7,100円~約47,600 | 約21,000円~約50,000円以上 |
1年 | 約10,700円~約35,100円 | 約21,000円~約50,000円以上 |
A型ベビーカーの選び方
ベビーカーへ乗せおろしの際、赤ちゃんを抱えながら開閉することも多いため、片手でかんたんに開閉できるものが良いです。
また、ベビーカーでスーパーなどへ買い物に行くことが多い方は、収納かごが大きく、出し入れしやすいものを選んだり、日よけの幌が大きいものを選ぶと日差しが強い日も安心です。
買ったほうが良いもの
ここからはレンタルをするより、購入した方がよいものをご紹介していきます。
B型ベビーカー
生後7カ月頃~最大4歳頃まで使用ができ、軽くてコンパクトなベビーカーです。
体力がついてくると、少しの移動ならベビーカーを使わなくてもお出かけできるようになってくるので、3歳頃でベビーカーを卒業することが多いようです。
B型ベビーカーをレンタルした場合と、購入した場合の料金を比較すると
B型レンタル | B型購入 | |
6カ月 | 約5,500円~約17,900円 | 約7,500円~約40,000円程 |
1年 | 約6,900円~約22,100円 | 約7,500円~約40,000円程 |
2年 | 約13,800円~約44,200円 | 約7,500円~約40,000円程 |
3年 | 約20,700円~約66,300円 | 約7,500円~約40,000円程 |
表で見てみると、3歳頃まで使用する方が多いB型ベビーカーはレンタルするよりも、購入した方が安くすむことが分かります。
B型ベビーカーの選び方
~重さのチェック~
階段の昇り降りではベビーカーを持たなくてはいけない為、なにより重さのチェックは重要です。
目安としては、3㎏台のものを選びましょう。
~リクライニング機能~
生後7カ月の段階で使用する場合、腰が据わって間もない赤ちゃんをリクライニング機能がついていないベビーカーに乗せるのは不安ですよね。
早い段階でB型ベビーカーに切り替える場合には、リクライニング機能がついたものが良いでしょう。
お出かけ途中で赤ちゃんが寝てしまっても、背もたれを倒せると、カクンとならないで楽な姿勢にしてあげられます。
~収納かご~
B型ベビーカーの中には、収納かごがついていないものが多くあります。
お出かけのときには、赤ちゃんの荷物が多くなるので、収納かごは必須です!
必ずチェックしておきましょう。
チャイルドシート
赤ちゃんが退院した日から使用するチャイルドシート。
金額も高額なものが多いため、レンタルにするか購入するか、迷っている方が多いと思います。
ジュニアシートは年齢3歳、身長100㎝、体重15㎏から使用できます。
小柄なお子様の場合、3歳を過ぎてもチャイルドシートのまま使用すると思います。
我が家の子供たちはみんな小柄なので、3歳を過ぎてもチャイルドシートでした。
チャイルドシートをレンタルした場合と、購入した場合の料金の比較をすると
レンタル | 購入 | |
3年 | 約55,700円~約100,000円以上 | 約10,300円~約40,000円 |
長期間使用するチャイルドシートは、やはり購入した方がやすく済みます。
帰省などで短期間しか使用しない場合は、レンタルの方が良いと思います。
チャイルドシートの選び方
~新生児から使えるものか確認する~
チャイルドシートには見た目がよく似ている、1歳頃から使用可能なチャイルド&ジュニアシートもあります。
使用できる年齢条件をきちんと確認してから購入しましょう。
~回転式か固定式で選ぶ~
回転式のものは車での移動が多く、子供を乗せおろしを頻繁にする方におすすめです。
費用は固定式にくらべて高額になることが多いです。
固定式はコンパクトで、回転式よりも比較的安く購入できますが、乗せおろしは回転式の方がしやすいです。
~取付方法で選ぶ~
チャイルドシートには、ISOFIX(アイソフィックス)固定と、シートベルト固定のものがあります。
ISOFIX固定は装着ミスが少ないのと、チャイルドシート固定にくらべて着脱が簡単です。
しかし、2012年7月以前の車にはISOFIX非対応の車もあるため、確認してから購入しましょう。
シートベルト固定は、後部座席にシートベルトがあれば基本的に取り付け可能で、価格も安いものが多いです。
しかし、ISOFIX固定にくらべてグラつきやすく、しっかり取り付けるには慣れが必要になるため、取り付けが簡単で、正確にできるISOFIX固定のものがおすすめです。
抱っこ紐
抱っこ紐の使用可能期間は、メーカーによって異なりますが、新生児~3歳までが多いです。
外出先でも、家の中でも大活躍するアイテムです。
抱っこ紐は3歳頃までや4歳頃まで使用可能なものがありますが、先にママの腰が耐えられなくなり、2歳頃までの使用が多いです。
我が子は夕方の忙しい時間帯にグズり始めることが多かったので、
腰が耐えられる限り使いましたが、2歳2か月頃までが限界でした。
抱っこ紐をレンタルした場合と、購入した場合の金額を比較すると
レンタル | 購入 | |
1年 | 約5,300円~約19,700円 | 約8,800円~約20,000円 |
2年 | 約10,500円~約39,400円 | 約8,800円~約20,000円 |
長期間使用する抱っこ紐は購入した方がお得になることがわかります。
抱っこ紐の選び方
抱っこ紐の種類と、それぞれの特徴をご紹介します。
~キャリータイプ~
キャリータイプは最も一般的なタイプで、新生児~3歳頃まで使用できるものが多く、4歳頃まで使用できるものもあります。
向かい合って縦抱きにしたり、首が据わると前向きにして景色を楽しませられたり、おんぶして家事もできるので、これ一つで色々なシーンで使えます。
ただし、ほかのタイプのものよりも価格が高いことが多いのと、折りたためないものもあるので、携帯するにはかさばってしまう事があります。
購入する前に、たためる商品か確認すると良いと思います。
~スリングタイプ~
新生児~2歳頃まで使用できるものもあります。
片側の肩にかけて横抱きにして、ハンモックのように赤ちゃんを包む抱っこ紐です。
キャリータイプよりも比較的値段が安く、着脱は楽でかさばらないのため、持ち運びに便利です。
しかし片側だけに負担がかかるので、長時間使うと疲れてしまいます。
~ベビーラップ~
新生児~4歳頃まで使用できるものが多くあり、価格はスリングタイプと同じくらいか、少し高めのものがあります。
長い布1枚タイプと、Tシャツのように着るタイプがあり、長い布のタイプのものは赤ちゃんを包んでおんぶや抱っこができますが、装着にコツがいるので慣れるまで練習が必要です。
Tシャツのように着るタイプは装着は簡単なものが多いですが、おんぶできないものが多くあります。
長い布1枚タイプのおすすめ
Tシャツタイプのおすすめ
どちらのタイプもママやパパとの密着度が高く、赤ちゃんが安心できるので眠りにつきやすく、そのままベットへも降ろしやすいので、寝かしつけでの苦労も軽減されます。
さらに、重さが上半身全体に分散されるので、長時間の抱っこでも肩や腰の負担も少なくなります。
デザインもおしゃれなものが多く、服装にあわせて選ぶことができるので、海外でも人気が高い抱っこ紐です。
まとめ
ベビー用品は高額なものが多いのでレンタルを利用したり、長く使用するものは購入を検討して、賢く費用をおさえて、これからかかる出費に備えていきましょう。